近畿圏地区 地域支部 職域支部の皆さま 校友会本部の皆さま
CC.校友会事務局
いつもお世話になりましてありがとうございます。
今週末、5月28日(土)13時~第2回龍谷大学心の講座が開催されます。
今回の第1講は、「熱源」で第162回直木三十五賞受賞された川越宗一氏と
副学長の安藤徹先生との対談形式で開催します。
川越宗一さんは、龍谷大学文学部史学科に在籍されていた方です。
「熱源」という作品を軸に、安藤副学長が「間(あわい)」について
川越さんに伺ってくださる予定です。
「間(あわい)」…時と時、文化と文化、人と人…それぞれの「間」。
昨今の情勢をあらためて考えさせられる時間となりそうです。
第2講は、仏教大学名誉教授の広瀬卓爾先生に「仏教者の平和的仮題」を
テーマにお話しいただきます。
まだ、お申込みいただけます。
貴重なご講演をぜひ、ライブで聴きにいらしてください。
<<申し込みはこちらから>>
<<熱源(文芸春秋BOOKSより)>>
樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。
開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘や
コレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と
名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。
一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。
ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも
許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に
送られる。 日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになった
ポーランド人。
文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた
経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に
辿り着く。
樺太の厳しい風土やアイヌの風俗が鮮やかに描き出され、国家や民族、
思想を超え、人と人が共に生きる姿が示される。
金田一京助がその半生を『あいぬ物語』としてまとめた山辺安之助の
生涯を軸に描かれた、読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き
下ろし歴史大作。
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